マンション大規模修繕とは

1.大規模修繕の必要性

  • マンションは新築された時点から劣化が始まり、不具合発生に繋がります。例えば、コンクリート表面に発生したひび割れを放置しておくと、コンクリート内部の鉄筋が錆び、コンクリート躯体を破壊し、構造的な安全性低下に繋がります。また、屋上やバルコニー等の防水材劣化も、放置しておくと漏水に繋がり、居住環境が損なわれます。その他、給排水や電気の設備関係にも様々な劣化や不具合が発生します。マンションを大切に維持していくため、計画的な修繕が必要になります。

2.工事を集約

  • 建物を良好に維持していく為には、屋上防水工事・外壁修繕工事・設備改修工事等、様々な工事が必要になります。その工事を別々の時期におこなうことは可能です。しかし頻繁に工事をおこなうと居住者のストレスや工事費が増大します。「必要な工事」「延期できる工事」「予防的に実施する工事」等を選別し、できる限りまとめて工事することで、生活環境を損なわず、長期の工事費を低減することができます。

3.機能向上を目指して(グレードアップ改修)

  • 高経年マンションは近年のマンションに比べ機能が劣ります。例えば、エントランスに車椅子用スロープがなかったり、電気容量不足により家電器機の使用が制限されたり、またインターネットが接続できなかったりします。新築当時は開発されていなかった設備が、現在では当たり前に設置されています。狭い・低い等の解消できない問題もありますが、改修で補える部分は改修し、現在の生活水準に近づけ、住みやすいマンションにする必要があります。